こんにちは、康一です
今朝は霧が出ていました
朝の霧ってなんだか良いですよね
雰囲気があると言うか、なんというか。とても幻想的な風景を楽しませてくれます
ずっーっと昔の事なのですが、ロンドンに住んでいたときに、同じように霧がたちこめる朝がありました
当時は建築の学校に通っていたのですが、街が霧に包まれている景色を見ると
「なんか、ミステリーがおきそう」
と、いつにもなく、変なテンションになっていました
それほど「霧」って、なにか、秘密めいた雰囲気があって、私は好きです
そう考えると、私は結構、雨とか風とか、そういう、普段とは違った景色を見せてくれる天気が好きなようです
シトシトと降る雨の音を聞いていると、なんだか心が洗われるようで、心地よくなりますし
風の音が、ビューっと吹いているだけで、なんだかテンションが上がったりします
もちろん、晴れの日も、それはそれで好きなのですが、
何もかもが見透かされているような、「お天道様は全部お見通しだ」的な天気よりも
ちょっと曇った、良くも悪くも、「見通しの悪い」天気の方が、なんだか落ち着く気分になったりしますね
そういう日は、静かに家で音楽を聴きながら、好きに本を読んでいても、誰にも何も言われない
無意識に、そんな安心感を感じているのかもしれません
まあ、晴れていても、本は読むのですがね
というわけで、今はまっている本は
「中村好文著、湖畔の山荘」です
建築の専門書なのですが、何がワクワクするかって
中村先生の、図面が読める! しかも詳細図まで丸ごと全部! さらに先生の解説付きで!
もうね、もうね、ほんと、読んでて楽しいんですよ
すごく変な話なのですが、本を読みながら、図面を見ながら、そばに先生がいて、いちいち図面を説明してくれる
そんな特別な時間を過ごせるんですよね
そう! 読書って、その本を好きになればなるほど、著者が「すぐそばにいる」
寄り添って、本を一緒に読んでくれている
脳内に著者がいて、語りかけてくれている
読書って、そういう心地よさがあるんですよね
だからかな。私にとっては、著者との特別な時間を過ごすために、静かでひとりになる時間が、なによりも大切なのです
だからですね。霧や雨や風が好きなのは。
世界を私から、遠ざけてくれるから。
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